はやし会計 茨城県の税理士・社労士 土浦市 つくば市  

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第7回中小企業診断士が教える 良い商品でも「売り方」が悪ければ売れない ~4P・4Cで商品・価格・販路・伝え方を見直す~

第7回中小企業診断士が教える 良い商品でも「売り方」が悪ければ売れない ~4P・4Cで商品・価格・販路・伝え方を見直す~

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はじめに

「商品には自信があるのに売れない」そんなとき、商品そのものだけを改善しても解決しないことがあります。マーケティングでは、商品を売る仕組みを4Pで考えます。

  • Product:商品
  • Price:価格
  • Place:販売場所・販路
  • Promotion:販売促進

さらに重要なのが、これを顧客側から4Cで見直すことです。

企業側 4P 顧客側 4C
Product 商品 Customer Value 顧客価値
Price 価格 Cost 顧客が負担するコスト
Place 販路 Convenience 利便性
Promotion 販促 Communication コミュニケーション

1.Productではなく「顧客価値」を考える

例えば工務店が、高性能な断熱窓を販売しています。と言っても、商品説明にすぎません。

顧客が欲しいのは、

冬の寒さを減らしたい
光熱費を抑えたい
高齢の両親に暖かい家で暮らしてほしい

という結果です。

商品
↓
機能
↓
顧客の生活がどう変わるか

商品を説明する前に、顧客が得る変化を伝えます。


2.Priceは金額だけではない

顧客が負担するコストには、

  • 金銭
  • 時間
  • 手間
  • 不安
  • 失敗リスク

まで含まれます。

具体例 士業

A事務所:料金8万円
B事務所:料金10万円

B事務所では、

  • 必要書類一覧を最初に提示
  • 進捗を定期連絡
  • 専門用語を使わず説明
  • 質問窓口を一本化

している。2万円高くても、顧客が感じる手間と不安のコストはB事務所の方が小さいかもしれません。価格競争を避けるには、価格を下げるだけでなく、「顧客の面倒を減らせないか」

を考えます。


3.Placeは「買いやすさ」

良い商品でも購入方法が不便なら売れません。

例えば飲食店なら、

  • 電話予約のみ
  • 駐車場情報なし
  • 営業時間が分からない

より、

  • Googleから予約
  • Instagramでメニュー確認
  • 駐車場案内あり
  • キャッシュレス対応

の方が利用しやすい。

製造業なら、

図面を送るだけで概算相談できる仕組みを作ることも利便性です。

売る場所ではなく、顧客が買いやすい場所を考えることが大切です。


4.PromotionからCommunicationへ

広告で一方的に、当社は高品質です。と伝える時代から、

お客様は何に困っていますか。と対話する時代へ変わっています。

具体的には、

  • Google口コミ
  • SNSコメント
  • LINE
  • セミナー
  • アンケート
  • 営業面談

などから顧客の声を拾います。その声を次の商品改善へ戻します。

発信
↓
顧客の反応
↓
顧客の声
↓
商品・サービス改善
↓
再発信

具体例 介護事業所

「質の高い介護を提供します」だけでは抽象的です。

4Cで考えると、

Customer Value
家族が安心して任せられる

Cost
家族の連絡や手続の負担を減らす

Convenience
相談窓口を分かりやすくする

Communication
利用者の日常を定期的に家族へ伝える

となります。同じ介護サービスでも、顧客価値が大きく変わります。


中小企業診断士の視点

4Pを作ったら、必ず4Cで逆から確認してください。

当社が売りたい商品ではなく、顧客にとって、買う理由がある商品になっているか

を見るためです。

特に売上が伸びない会社では、商品そのものより「買いにくさ」が原因になっていることがあります。


ワンストップ君のワンポイント

🐶 「良い商品を作るだけじゃなく、“買いやすく・分かりやすく・安心して”選べるようにしよう!」


実践ワーク

自社の主力商品について確認してください。

顧客価値

購入すると顧客は何が良くなる?


顧客コスト

価格以外に何が負担になっている?


利便性

もっと簡単に購入・相談できないか?


コミュニケーション

顧客の声をどう集めている?



まとめ

4Pだけでは企業目線になりがちです。

4P
商品・価格・販路・販促
       ↓
4Cで確認
       ↓
価値・負担・便利さ・対話
       ↓
買いやすくなる
       ↓
売上向上

「何を売るか」から「顧客がどう買うか」へ。

この視点を加えるだけで、既存商品でも売上改善の余地が見つかります。

次回予告

第7回は、競合との違いをさらに一歩進めます。

「競争相手がいない市場をどう作るか」
~ブルーオーシャン戦略で、新しい価値を生み出す~

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