外来患者数の変化
昨年の診療報酬改定、働き方改革、物価高騰、等マクロの変化のみならず急速に変化している状況です。
コロナ渦を経て「本当に必要な時しか受診しない」傾向が強まりどの地域でも競争は激化しています。
類を見ない高齢化=患者割合が増加し成長産業といわれる医療介護業界ですが戦略が必要になつてきています
少子高齢化が進み、人口が減少する時代ですが特に地方は新規開業が増えており競争が激化しています。 昔からの患者さんがいるから大丈夫と思いきや新しいクリニックの近隣開業で大きな収入減少のようなこともおこっています。
人口一人当たりの医師が少ない地域は
一位 埼玉県 二位茨城県 三位千葉県と首都圏が多く、西高東低の状況です。ここ茨城ではつくば市と水戸市は医師過多 特に内科や小児科の患者の獲得が困難です。
それ以外の地域は鹿行地域等をはじめ地方部は医師不足が深刻な地域があります。
高齢化の進展で在宅医療や訪問診療のニーズは増加しています。生活習慣病管理や予防医療への関心も高まっています。 病院や介護施設等との連携強化も地域医療の質向上につなかります。
対策として 地域ニーズを踏まえた診療時間、診療科の見直し
健康診断 ワクチン等自費診療の収益多角化
診療予約システム LINE通知などの導入
土曜午後診療、午後遅くなどニーズに合った診療時間設定
ウエブ広告の充実
地方は患者との関係性が一番大事になります。先生が話をよく聞いてくれる
受付の感じがよい 温かい対応をしてくれる 等親しみやすさがポイントです。
医療材料費の高騰
2024年~2025年にかけて検査試薬やディスポ品の価格が軒並み上昇しています。
歯科材料の金属等の価格も高騰しています。
特に輸入品に依存している備品類は、円安の影響から仕入価格のコントロールが困難です。
会計での注意点
医療材料の無駄、過剰ストック防止
医薬品等と備品等の内容を請求書での正確に確認
診療報酬改定と請求漏れ対策
2024年の診療報酬改定においてはDX加算や医療DX推進体制整備加算など「デジタル対応」に絡む加算が増えました。
一方算定条件が複雑化し、請求漏れや返戻のリスクも高まっています。
対策 請求ミスを防ぐレセプトチェック体制の強化
新設の加算•改正点の早期把握と運用ルールの社内共有研修
人手不足 スタッフ定着力の低下
医療関連の人材は全国的に人材確保が困難になっています。
「すぐ辞める」「そもそも応募がない」
人が辞める理由は給与だけでなく一番大きな理由は
人間関係です。
次に職場環境などの働きやすさ
そのため
勤怠管理や有給管理 残業の把握
産休 育休等制度を取りやすい環境整備
1on1ミーティングなどコミニケーション強化
福利厚生の充実
等が考えられます。